矯正治療により下の前歯の歯肉が退縮しブラックトライアングルが出来て気になります

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歯肉退縮について 下の歯の歯茎が下がっているのがとても気になります

質問 こんにちは。初めてメールさせていただきます。
現在26歳です。最近、下の歯の歯茎が下がっているのがとても気になります。4年程前より歯列矯正を行って(現在はリテーナーを使用中)いるため、矯正治療によりブラックトライアングルかと考えておりました。しかし、リテーナー期間中になっても改善せず、むしろ悪化している感じがします。矯正歯科の先生やかかりつけの歯科医へ相談しても、「問題ない」「許容範囲内だと思う」といわれてしまいます。このサイトの自己診断でも要相談と診断されたため、メールさせていただきました。
お忙しいとは思いますが、返信おまちしております。宜しくお願い致します。
専門家のアドバイス

矯正歯科の先生やかかりつけの歯科医から「問題ない」「許容範囲内だと思う」ということから判断すると歯周病になっている状態ではなく、単に歯肉が下がっている状態と想像されます。
したがって、現時点においては病的な状態とは言えず、このままでよいのではと考えます。
しかし、あなたは審美的な事を問題としているのでしょうか?(下の歯としか記述がないので前歯なのか奥歯なのか分かりませんが)
以下に歯肉退縮(歯茎が下がる)理由や対処法について記述しますので参考にしてください。

歯肉退縮とは
歯肉の高さがセメントエナメルジャンクション(歯冠部と歯根部の境目)よりも低くなった状態を歯肉退縮といいます。歯肉退縮は自然には回復することは極めて稀です。

歯肉退縮の原因
1. 不正なブラッシング方法
2. 歯周病による炎症の改善
3. 不正な噛み合わせの力(咬合性外傷や歯軋り)
4. 矯正治療後
5. 歯周外科手術

歯肉退縮の対処方法

1. ブラッシング時のブラッシング圧が強すぎたり、毛先の開いた歯ブラシを使用することにより角化歯肉を減少させてしまいます。そのため遊離歯肉(セメントエナメルジャンクション辺りの歯肉)は消失して歯肉が下がります。

対処方法:専門家による適切なブラッシング圧と適切な歯ブラシの選択の指導を受ける。

2. 歯周病を治療すると、炎症が無くなり歯肉が引き締まります。そのため歯根が露出したりする場合が多々あります。
対処方法:一般的には何も行いません。

3. 不正な外力とは「歯軋り」「異常な噛み合わせ」等を指します。
不正な外力により歯肉退縮を起こす事があります。
対処法:歯軋り防止の治療(暗示療法や歯軋り防止装置の使用)や噛み合わせの改善のための治療。

4. 矯正治療後
元々歯並びに不正があったため歯周病があった可能性も考えられます。矯正治療により正常な歯並びになることで 歯周病が改善され歯肉退縮が起こったということも考えられます。
特に成人になってからの矯正治療は歯肉退縮が起こる事がよくありますが、それ以上に患者利益になるからこそ矯正治療を優先させたと言えるのではないでしょうか。
対処方法:一般的には何も行いません。

5. 歯周外科手術後
2の理由とほぼ同じです。

歯肉退縮の一般的な改善方法

歯周形成外科手術
歯肉移動術、歯肉移植術、結合組織移植術などです。
これらの手術は審美的な回復を目的に行うものですが、専門的な技術が要求されるためごく限られた所でしか行っていないと思います。

 

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