GTR法:歯周病,歯槽膿漏の外科手術。

歯周病 歯槽膿漏 歯肉炎
歯周病・歯槽膿漏が進行すると基本治療(スケーリング・ルートプレーニング)だけでは治癒しないことがあります。その場合、歯肉を歯から剥がす外科的な治療が必要なことがあります。その一つが特殊な膜を使ったGTR法です。

歯周病,歯槽膿漏,歯肉炎の外科治療

歯周外科治療「GTR法」 GTR法の治療の流れ
重度の歯周病の場合、外科手術を行い、歯周組織・歯槽骨の再生をうながします。
ここでは外科治療の一種であるGTR法を紹介します。

歯周病・歯槽膿漏の新治療法「GTR法」

GTR法は、部分的に溶かされた歯槽骨を回復させる治療方法です。
※歯周病の病態により、適応にならない場合もあります。
GTR法とは?
歯周病で溶かされた歯槽骨(歯を支えている骨)は、歯周病の治療を行っても元には戻りません。歯周病の治療をした後に何もせずそのまま治癒を待つと、歯槽骨が再生する前に約1週間で歯肉がそこに入り込み歯周組織(歯槽骨、歯根膜)ができるスペース埋めてしまいます。

そこで、歯周ポケット内部を清掃(スケーリングルートプレーニング)した後にメンブレンと呼ばれる膜を設置すると、歯肉が入り込まないよう防御することが出来ます。そうするとメンブレンの下には歯周組織(歯槽骨、歯根膜)が1ヶ月に約1mmづつの速さで再生していきます。

GTR法による治療の流れ

歯周病により歯周組織が破壊されている状態
歯周組織が破壊されている状態
歯石の付着
歯と歯肉の間に歯石や歯垢が蓄積しています。

歯肉
歯肉が炎症を起こしています。
歯根と歯槽骨の間にある歯根膜もダメージを受けています。

歯槽骨
歯槽骨が吸収を起こしています。

◎歯周病により、「歯槽骨」と「歯根膜」が破壊されています。

菌に侵された歯槽骨の表面も取り除きます
歯肉をめくって患部の隅々まで清潔にします。
歯周病菌に侵された歯槽骨の表面も取り除きます。

専用の人工膜メンブレンで覆います
歯槽骨や歯根膜が不足している部分を専用の人工膜メンブレンで覆います。
これは、歯槽骨などの硬い組織が再生するときに、歯肉などの軟らかい組織の混入を防ぐためです。
◎膜の上から歯肉をかぶせるようにして戻します。
   スペースが確保されていれば、歯槽骨や歯根膜は徐々に再生されてきます。

再生された歯根膜と歯槽骨
歯根膜
再生された歯根膜。

歯槽骨
再生された歯槽骨。
◎個人差がありますが、大体、数ヶ月で新しい歯槽骨と歯根膜が再生します。

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